2014.11.09
ATMで日本の口座からルピアを引き出す:新生銀行のカードの場合
国際キャッシュカードを使う利点は、クレジットカードでのキャッシングとは異なり日本の預金口座から現地の通貨を引き出せることと、必要な金額を必要なときに引き出せるので多額の現金を持ち歩かなくて済むこと、が挙げられます。
ちなみに、国際キャッシュカードとは、キャッシュカードの裏面に「PLUS」や「Cirrus」という提携マークが入っているものが該当します。私の場合は、新生銀行の普通預金口座のキャッシュカードが「PLUS」なので、それを利用しています。キャッシュカードの発行元によって、「海外ATM利用手数料」としてATMを1回利用するごとに手数料を加算したり、利用手数料が無料でも適用される為替レートが悪かったりなど、それぞれに特徴があるようです。事前に調べておくとよいでしょう。
実際の利用方法は概ねこういう感じです(機械によって操作の順番が異なりますが、行う操作は同じです)。
1. ATMが国際キャッシュカードに対応しているか確認する。この機械は「PLUS」も「Cirrus」も利用可能
2. カードを入れると、言語選択画面が現れ[Indonesia][English]から選択(画面の横にある銀色の矢印状のボタンを押す)。
※以下は[English]を選択した場合の操作方法
3. 画面に「PIN(暗証番号)を入力してください」という旨のメッセージが出るので、4桁の暗証番号(日本で使っているものと同じ)を入力し、[ACCEPT(緑色でカラーリングされたボタン)]ボタンを押す。
※[ACCEPT]ではなく[ENTER]というボタンの場合がある。※機種によってはこの前後に[WITHDRAWAL][INQUIRY(BALANCE)]の選択画面が出る場合もある。現金の引き出しは[WITHDRAWAL]を選択
4. 引き出す金額の選択画面が出るので、必要額を選択。
5.[Saving(預金)][Current(当座預金)][Credit Card(クレジットカードのキャッシング)]という選択画面が出るので[Saving]を選択(画面の横にある銀色の矢印状のボタンを押す)。
※クレジットカード機能を持たない国際キャッシュカードを使う場合、ここで[Saving]を選ばないとエラーになりカードが返ってきてしまう
6. 現金とともにカードが返却される。
※自動的に明細と一緒にカードが出てくる場合と「明細が必要か?」という選択画面が現れ[Yes]または[No]を選択したのち、カードが返却される場合がある
いずれの場合も、操作の途中で中止したいときは[CANCEL(赤色でカラーリングされたボタン)]で中止できます。
なお、ATMで引き出せる紙幣は2012年6月現在、5万ルピア札または10万ルピア札のどちらかです(機械によって異なります)。紙幣の種類は機械の上部にシール貼りで表示されています。写真は5万ルピア札のATMなので、たとえば100万ルピアを引き出した場合、5万ルピア札が20枚出てきます。
私は今まで一度もトラブルに見舞われたことはありませんが、ATMの利用に際しては、カードが機械から出てこなかったりスキミングなどのトラブルも聞くので、なるべく新しいATMや、店舗内、コンビニ内に設置されているものを使うよう心がけています。
最後に、気になるレートですが、2012年6月末にバリ島で引き出した際の、新生銀行の換算レートは1円=約113.5ルピアでした(換算レートは毎日変わります)。当日の街の両替店に掲示されていたレートは1円=115〜118ルピア前後で、3〜4ルピア程度悪いのが一般的なようです。
国際キャッシュカードはバリ島に限らず世界各国のATMで現地通貨の引き出しに利用でき、操作方法もほとんどが一緒です。現金を持ち歩くのが不安な場合や緊急用として1枚持っておくと便利だと思います。
by yuzu