No MSGを貫く、ウブド有数の人気レストラン「カフェバタンワル」

モンキー・フォレスト通りとハノマン通りを結ぶデウィ・シタ通りのちょうど中間にある老舗レストラン「カフェバタンワル（Cafe Batan Waru）」は、いつも大勢のゲストで賑わっているウブド有数の人気レストランです。バタンワルはバリ語で「木の下」という意味で、クタにも支店があり、同じウブドにあるチンタグリル、サイアムサリーと同じグループ店です。

バタンワルはいつも混んでいるイメージがあったので、以前行ったきり、ここしばらくとんと足が向かなかったのですが、買い物がてらデウィシタ通りを歩いていたらバタンワルからバーベキューの香ばしい匂いが漂ってきました。どうやらこの日はたまたまバーベキューナイトだったようです。一度はそのまま通り過ぎたけれど、店頭のグリルで焼いていたバーベキューがどうにも気になった私はUターンして、久しぶりにディナーを頂いてきました。

入店するとすかさずスタッフが寄ってきて「料理を提供するまで30分ほどかかりますがよろしいですか？」と声をかけてきました。確かに、この日も屋内席はほぼ満席の盛況ぶり。もっと早く料理を提供する他店に行くという選択肢もあったけれど、気分はすっかりバーベキューだったし、耐えられないほどの空腹ではなかったので、雨が上がったばかりで空いていた屋外席に着きました。

バタンワルは伝統的なインドネシア料理の専門レストランですが、メニューを見ると、洋風料理も豊富に揃っていました。サラダ、パスタ、ステーキ等、バラエティーに富んだメニューを見ていたら一瞬気持ちがぐらついたものの、初志貫徹で「バーベキュー・ナイト」と銘打たれたメニューの中からレッド・スナッパー・フィレ（Rp.75,000）とイカのグリル（Rp.63,000/100g）を頂きました（飲食代には15.5％の税金＋サービス料がプラスされます）。

バーベキュー料理は、ポテト、ナシ・ゴレン、サラダ、野菜炒め、スイート・コーンの中から２種類のサイド・ディッシュを選ぶことができます。それでこの値段なら妥当でしょう。バタン・ワルは体に優しい「No MSG（化学調味料不使用）」の店で、ソースに至るまで店独自のオリジナルなのですが、ピリ辛ソースで、ほどよい柔らかさのイカのグリルは、焼き加減が絶妙で美味しかったです。添えられていた丸ごと１本のスイート・コーンも甘くてとても美味しかったです。スイート・コーンは絶対サイド・ディッシュに選ぶべきですよ！

全体的にハーブやスパイスをふんだんに使用しながらも、外国人にも食べやすい味付けになっていて、何を食べてもハズレがないのがバタン・ワルが人気の理由のようです。

料理は大満足の美味しさでしたが、実際に運ばれてきたのは注文してから50分近くも経っていました。私が行ったのは20時頃だったのですが、待っている間に空腹マックスになるし、白ワインをグラス１杯（Rp.80,000）だけにしておくつもりが早々に飲んでしまい、手持ち無沙汰でビンタン・ビール小瓶（Rp.30,000）を追加注文してしまいました。20時頃がピークのようなので、それより早めなり遅めの時間に行ったほうがいいと思います。

バタンワルは16〜19時と22〜24時の時間帯がハッピー・アワーで、マルガリータが「Buy 1 Get 1 Free（２杯で１杯の料金）」になります。夕方にハッピー・アワーというのはよくありますが、一番お酒が売れる時刻に再度ハッピーアワーを設けているレストランは珍しいのではないでしょうか。また、火曜日は「チリクラブナイト」、日曜日は「サテフェスティバルナイト」と銘打った特別メニューもありますので、そちらもお見逃しなく！

ウブドのレストランは、早くに店じまいするところが多いですが、バタンワルは夜は深夜24時まで営業しているので、ウブド内で行われる舞踊観賞前後のディナーにも便利です。

by kanna（2015/05）

No MSGを貫く、ウブド有数の人気レストラン「カフェ バタン ワル」

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