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「ワルン・バビ・グリン・サヌール」で食わず嫌いに初挑戦!

あれは確か4年前、空港からサヌールへ向かうタクシーの中でドライバーのお兄ちゃんに「バリ島は初めて?」ってお約束の質問をされたんです。

自分:「うーん…。もう数えるのやめちゃったけど、多分20回とかそんなもんかなぁ。」
ドライバー:「じゃあバリ島の料理で何が好きなんだい?ナシ・ゴレン?ミー・ゴレン?あれは俺に言わせりゃ中華料理だから!やっぱりバリ島の料理と言えばバビ・グリンだよ!え?食べたことないの?マジで!?」

やや意訳になってますが、そんな風に驚かれたわけです。

そんなこと言われても何だか胃にもたれそうだし、どうせみんな食べてるだろうから敢えて自分が食べることもないよなぁって思いながらも、いつも気になっていたんです、バビ・グリン。

バリ島を訪れる前はそれなりに事前の情報収集をするわけで、在住者の話題になっているワルンや、まだ日本ではそれほど知られていないけど密かに人気になっているレストランを自分の舌で確かめるのが旅の楽しみの一つになっています。今回も色々リサーチしていた中で何度も話題に上っていたのが「ワルン・バビ・グリン・サヌール」。ちょうど泊まる予定のホテルからも近いし、いよいよチャレンジの時が到来したのかもと覚悟を決めて行ってきました、ってどんだけ大袈裟なんだよって話ですけどね(笑)。

場所はサヌールのランドマークの一つ、マクドナルドのバイパスを挟んだ向かいになります。夕食時に訪れた店内はバイパスの喧騒が容赦なく飛び込み、やや薄暗い照明とあいまって、東南アジアの情緒たっぷりの雰囲気です。あぁ、こういうの何だか久しぶりだなぁ。昼間は混み合うと聞いていたのですが、この時間は僕たちの他にはローカルの方3組のみでした。

  

メニューはご飯とおかずが別皿になったものと、一皿に盛られたチャンプルー形式があるようなんですが、特に違いもないようなので人数と店内で食べる旨をスタッフに伝えて着席。ちなみにこの時は店内全員が別皿ヴァージョンでした。ドリンクは冷蔵庫からセルフ・サービスで取り出し事後申告になります。

スープ付きで提供される料理は、皮・肉・レバー・ウルタン(腸詰め)・ラワール(野菜)・ピーナッツなどが揃っています。お会計は食後に、テーブルの上のドリンクの瓶を見て合計を計算してくれます。今回は一人40,000Rp(約400円)、ただし定価があるのかないのか、メニューが掲示されているわけでもないので定かではありません。

  

バビ・グリン初挑戦のため、ウブドの「イブ・オカ」など他の有名店と比べてどうだとコメントできないのですが、とりわけ激辛というわけでもなく、気構えていたほど油っこくもない、今まで食わず嫌いでいたのをちょっと後悔するような美味しさでした。そして薄暗い照明のおかげで口に入れるまで部位が判別できない闇鍋状態なのも、またある種のスパイスとなって効いています(写真はかなり明るく加工しています)。

まだ食わず嫌いのあなたも、イブ・オカに飽きたリピーターのあなたもぜひ「ワルン・バビ・グリン・サヌール」でチャレンジを!

by TAM(2014/11)

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