ダラ・スパ・ウブドの「マラバール・ティー・セレモニー」
【受付】
ホテルは道路に面していますが、スパは敷地奥の周囲を緑で囲まれた場所にあるため、スパのレセプションに到着するとすがすがしい気分になります。今回受けるメニューはTHEMAE(テマエ)の「マラバール・ティー・セレモニー」(2時間)です。
その後、ダラ・スパ・ウブドのユニークな特徴である「スパキッチン」に移動します。どの素材も青々としてとても新鮮です。生のフレッシュミントやレモングラスをその場で刻んだり、スパイスと混ぜたり、これから自分のトリートメントに使用する素材が目の前で作られていくゆく過程を見るのは興味深くワクワクしました。
トリートメントルームはレセプション・ホールの下の階になります。ツインのお部屋が5室、シングルのお部屋が1室あり、どのお部屋も広く、各部屋異なったラグジュアリー感のある落ち着いた内装となっています。
今回私が案内された部屋は「チュンパカ」です。マッサージ台が2つある他に、窓際に美しいバスタブがあります。トイレが部屋に完備しているだけでなく、長椅子やクローゼット、机などアンティークな雰囲気が漂います。
ここで用意された紙の下着と布に着替え、貴重品はセーフティボックスへ入れます。外で待っていたセラピストを呼ぶと、まずは足のケア「マラバール・フットリチュアル」から施術が始まります。
【マラバール・ティーバス】
その後、改めてトリートメントに使用するハーブや「THEMAE(テマエ)」の製品を、何をどのように使用するか、実際に素材を指し示しながら一つずつ説明を受けます。
まず、フレッシュミントや花をお風呂に入れた「マラバール・ティーバス」で体を温めます。先ほど、「スパキッチン」で用意して、目の前でお風呂に入れたばかりのフレッシュミントの清々しい香りがいっぱいに広がります。そして日本人好みの少し熱めのお風呂で、体がしっかりと温まります。事前にハーブが入ったお風呂で身体を温めて血行を促進する事で、この後のマッサージ効果がより高まるそうです。
60分間くまなく全身をもみほぐす「オリエンタル・マッサージ」は、腕を使ったストロークなども取り入れたダラスパ・オリジナルの心地良いマッサージです。そしてマッサージには「THEMAE(テマエ)」の4つのお茶がブレンドされたボディバームを使用します。
うつ伏せになり、足先から、ふくらはぎ、太もも、ヒップから腰、背中全体までまんべんなくマッサージが行われます。滑らかなマッサージのリズムでだんだん気持ち良くなり、いつも間にか夢うつつの状態に落ちてゆきました。
【インスタント・グロー・グリーン・フェイシャル】
マッサージが終了するとそのままの姿勢で、「インスタント・グロー・グリーン・フェイシャル」へと続きます。このフェイシャルは30分ながら、全て「THEMAE(テマエ)」のフェイスケア製品を贅沢に使用します。
【お茶とクッキーのサービス】
トリートメント後は、着替えてレセプション・ホールに戻ると、落ち着いたオールド・インドネシア・スタイルのテーブルにクッキー付きのお茶が用意されます。トリートメントで心身共にリラックスした後で、温かいお茶のサービスはさらに体に沁み渡るようでした。ちなみに、このクッキーが美味しくて、販売して欲しいというリクエストもあるそうです。
「マラバール・ティー・セレモニー」は、着替えや終了後のお茶の時間は含まずに、トリートメントのみで2時間かかるので、スパの前後はゆったりと余裕を見てスケジュールを組むのがおすすめです。
by キャサリン(2014/02)