古き良きバリを感じられる「スワスティカ バンガローズ」
2023年7月のバリ行きが決まって、1箇所どうしても泊まりたいなと思ったのが、古き良きバリらしさを感じられるクラシックなホテルでした。
あまり高くなく1泊50ドルくらいで、バスタブは付いていなくて良いけど、お庭に高い椰子の木があってプール周りにブーゲンビリアかフランジパニが咲いてて、サンデッキチェアで何もしないで、日がな一日ゴロゴロ出来る、時間がゆっくり流れるホテル。
そこで私が選んだのがサヌールにある「スワスティカ バンガローズ」です。
バンガローズと言う名前のように、1998年にオープンした創業25年になるホテルで、昔はロスメンスタイルのエアコンもない宿でした。が、その後、徐々に増改築し、今ではプールが3つに客室も106室もあるホテルになりました。
お部屋は決してゴージャスではないですが、きちんとリノベーションされシンプルかつ清潔。タンブリンガン通りと言うサヌールのメイン通りにあり、ビーチやスーパーマーケット、コンビニも徒歩圏という便利な立地もあり長期宿泊者に人気が出ました。
早速、予約を入れてみると安いスタンダードとスーペリアのお部屋は既に満室。そんなに人気がある秘密はなんなのかしら?と少し予算は上がりましたが、デラックスルームに泊まって来ました。
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♥フラニーのひとこと♥
バリ島へ通い始めた頃は、バリスタイルの古いホテルが苦手な私でしたが、中年のおばさんになって、ピカピカ新築のどうだ!と言わんばかりの、流行りのスタイリッシュホテル以外にも目が向くようになりました。結果、この選択は大正解で、ただただスワスティカではのんびり、ゆったりと過ごせました。実は、久しぶりの乾季の涼しいバリ島で、風邪を引いちゃって正しくはダウンしてたのですが、そんな時でもスワスティカの優しいスタッフには、温かく助けて頂け感謝です。
■良い点 & 惜しい点■
☆シンプルで使いやすいお部屋
私が案内されたのは、203号室。フロントから案内してくれたスタッフが、スーツケースをゴロゴロと引っ張りなつつ、あちこち曲がりながら進んだので方向感覚が全く分からなくなってしまいましたが、表通りから一番奥まった静かなエリアでした。
白いタイルの床に、バリメイドファニチャーの大きなベッド、窓際にイス2脚とテーブル、テレビの下にはデスクがありました。デラックスと言うだけあって、奥にも小部屋があり、クローゼットと大きな鏡台に、スーツケース置き場と洗面所があり、冷蔵庫の上の台にグラスや湯沸かしポットがセットされています。続きにバスタブとシャワーブース付きのバスルームがあり、なかなか広い。
今回、この部屋に3泊しましたが、この奥の小部屋が物置みたいに、なんでも置いておけるので、ベッドルームが綺麗に使えてとても便利でした。
ほぼ寝てたベッドは、マットレスがしっかりしてて分厚いのでずっと寝てても腰が痛くならなくて良いベッドでした。寂しさを紛らわす液晶テレビは、それほど大きくはないですが、日本のNHKも見れたので、歌合戦や演歌番組を見て暇な時間もやり過ごせました(笑)。
風邪が治った朝にバスタブにお湯を溜めて入りましたが、熱いシャワーはバンバン出るし、湯量も豊富で、実に爽快で、スッキリ出来ました。
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☆バリらしい青いプールに高い椰子の木が映える景色
部屋の前のテラスにもソファタイプのイスとテーブルがあって、ここから緑の庭と青いプールに高い椰子の木が見えて、まさに理想通りの素敵な景色でした。
朝は小鳥の鳴く声で目覚め、ある日はソファの上でネコが2匹寝ていたりして実に平和なホテルです(笑)。あまり外出も出来なかった間、このテラスからの気持ちの良い青空とフランジパニや揺れる椰子の木のバリらしい様子に気持ちが和らぎました。
☆We Are Family
スワスティカ バンガローズのホテルディレクトリーに大きく書いてあったのが「We Are Family」でした。この言葉が、実にこのホテルの核心を突いてて、今回フラニーは正に家族のように、こちらのスタッフさんにあれこれお世話してもらいました(使い倒したとも言う)。
熱でフラフラだったので、朝食レストランへ行けなくて、有料のルームサービスを注文するとスタッフが気を利かせて、朝食ビュッフェをルームサービスとして無料で持って来てくれたのです。翌日もお願いしてみたら、注文した内容は微妙に違っていたけど、大型ホテルじゃ、こんな細やかなサービスは出来なかったと思います。
(写真上4枚:朝食ビュッフェのレストラン会場。それ程、種類は豊富ではありませんが、フルーツ、ジュース、パン、ベーコン、ソーセージ、野菜炒め、ガーリックライス、エッグステーションがあります。)
また、友人からお見舞いにもらったココナッツの実の開け方が分からなかったから、ジュースが飲めるように開けて来てもらったり、Grabfoodで注文した食事を部屋まで持って来てもらったり、外へ出していたランドリーのピックアップが間に合わなさそうだったので、2軒隣りのお土産物屋さんへ取りに行ってもらったりと、自分は一切動かなくても全てスタッフがお世話してくれたのです。
病に伏せって心細い時に、このスワスティカの使えるスタッフ達の笑顔のサービスには、本当に感謝しかありません。もちろんチップも弾んでおきましたが、お金じゃなくて困ってる私に家族のように優しくしてもらえたのが、本当に嬉しく「We Are Family」この言葉にウソはありませんでした。
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★ルームサービスのメニューが実に男らしいアメリカンで、ステーキとかフラドチキンとかヘビー級のラインナップ。ブブールアヤムとかソトアヤムとか普通のバリニーズの食事があれば、もう少し救われたかも(笑)。ま、近隣には、レストラン、カフェだらけなので、通常は困らないでしょう。
★TIPS★
ランドリーサービスは、3日かかるのでホテルで出す場合は、注意が必要です。外のランドリー屋さんは、目の前に1軒(休みでしたが)、タンブリンガンを下って2軒目のお土産屋さんでもランドリーやってます。
★TIPS★
バスアメニティは、歯ブラシ、石けん、シャンプー、バスジェルくらいなので、自身の好みの物を持参した方が良いでしょう。
★TIPS★
奥の敷地だったせいかWi-Fiが遅かったのと、レストランにはエレベーターがありますが、2階建ての客室は階段のみなので、足腰の弱い方は1階の部屋の方が楽でしょう。
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by franny(2023/07)