2016.07.01
マーニとフラニーの2016年夏バリ島旅行報告第2弾〜最新ホテルに見る新ラグジュアリーと静かな居心地
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バリ島ホテルの、ここ数年のトレンドは「ホテルの復活」でしょう。もちろんプライベートプール付きのヴィラも依然人気ですが、今年は、ホテル人気がさらに推し進められた感があります。
新しくオープンしたホテルは、淘汰の時代に入ってきました。安かろう悪かろうホテルはソフトオープン期間が終了し料金が値上がりすると、ピタッと客足が途絶えるのに対して、サービスと施設をきちんと整え、質を向上させてきたホテルは「勝ち組ホテル」として人気となっています。
そうした人気ホテルのキーワードは、「新ラグジュアリー」。一見控えめでありながら、しかし心に静かに訴えてくるしなやかな力強さ。それはデザインであったり、サービスであったり色々ですが、そんな新感覚の奥深い贅沢さを持つホテルを、幾つかご紹介したいと思います。
日本人に人気のヌサドゥアは、インドネシア政府が開発したリゾート地区で高級ホテルが数多く建ち並びます。中でも200ドルクラスの価格帯で、群を抜く洗練度でゲストを迎えてくれるのがソフィテル・バリ・ヌサ・ドゥア・ビーチ・リゾート(Sofitel Bali Nusa Dua Beach Resort)です。
こうした細かな工夫とデザインで、ホテルは洗練されたリゾート感に包まれていました。土地が限られるヌサドゥアで後発ホテルながら、プライベートビーチも広く、世界的に有名なニッキ・ビーチ・バリも併設し、素晴らしいホテルでした。



▶ソフィテル・バリ・ヌサ・ドゥア・ビーチ・リゾートの詳細はこちら
ウブドの山の中に「ジャングル・フィッシュ」という「ビーチ・クラブ」がオープンしましたが(海沿いにあるわけでないので、ビーチ・クラブと呼ぶのは正しくないのですが、この場合、プールやレストランを備えた宿泊機能を持たないリゾート施設)、実はこのジャングル・フィッシュを産みだしたのが、チャプン・スバリ・リゾート(Chapung Sebali Resort & Spa)というホテルです。
渓谷沿いの土地を、一つのキャンバスに見立て、そこにプールやレストランをアーティスティックにうまく配したジャングル・フィッシュの素晴らしさもさることながら(レストランでランチを食べてきました〜)、その生みの親であるチャプン・スバリも洗練されたデザインが素敵でした。
スウェーデン人オーナーが集めた北欧系家具が、バリ島という土地にこんなにマッチするとは!ごく普通のヴィラなのに、革張りのソファや、シンプルなデスクがヴィラを軽やかな雰囲気にしていました。ウブドのプール付きヴィラで、スタイリッシュに過ごしたい人におすすめです。



(チャプン・スバリ・リゾートに泊まってみたい方はinfo@checkinnbali.comまでお問い合わせ下さい)
世界にまだ3軒しかないという、リッツ・カールトンの最高峰ブランド、リッツ・カールトン・リザーブが、バリ島のウブドという土地を選んだのは正解でした。
マンダパ・リッツ・カールトン・リザーブ(Mandapa A Ritz-Carlton Reserve)では、全客室にバリ・ヒンドゥー・アーティストの絵画や彫刻などが飾られているのですが、これらは2年もの歳月をかけ、スタッフが地道に集めてきたもの。ホテル内のブティックでは「ホテルでバリ島のお土産を販売すると、地元のお土産ショップの売上げに迷惑がかかるから」とわざと販売せず、アンティーク品だけを販売しています。



リゾートでは難しい黒色を部屋のデザインに取り込んだおかげで、かえって周囲の木々や花々が映えるという、内と外とを考えたデザインセンスは、ここのところバリ島にオープンするホテルのほとんどが忘れていた建築視点です。ホテル全体に静かに流れる僧院のような落ち着いた調べが、「静けさが贅沢」という、リゾートの原点を見事に体現していました。



現在、チェックインバリではネットに公開できない非常にお得なレートをご提供できるので、興味ある方はぜひお問い合わせ下さい。
▶マンダパ・リッツ・カールトン・リザーブの詳細、ご予約はこちら
一度聞いたら忘れない、名前の響きがユニークなカタママ・ホテル・バリは、今回のハイライトの一つです(kata mamaとは、インドネシア語で「お母さんが言ってる通り」という意味だそうです)。人気ビーチクラブ、ポテトヘッドがデザインしたホテルで、場所もポテトヘッドの隣に位置します。
バリ人の民家やお寺を見ると、壁等の建築にレンガを使っていますが、カタママは、まずこのレンガを焼くことから始めました。ホテルの寸法に合わせてオリジナルサイズに焼いたレンガは、耐震性、耐火性、断熱性に優れ、建物の劣化を防ぎ、暑いバリ島では室内を涼しく保ちます。
客室で印象的だったのが、本格的なカクテルセットがあるバーカウンターと清潔感あふれるバスルームです。女性が主役になりがちなリゾートホテルで、男性が自分の部屋に女性を招き、一緒にシャワーを浴びたり、カクテルを作ってエスコートする、というユニークな視点。緑に囲まれた1階のテラスや、わざと灯りを落とした室内シッティング・コーナーは、そんな使い方にぴったりです。スイートルームには、なんとターンテーブルとLPレコードがあり、自分好みの曲で女性を酔わせることができます(笑)。


男性の遊び心をくすぐるコンセプトではあるものの、細かなデザインセンスも見逃せません。藤原ヒロシがプロデュースするリトゥ(retaW)の、落ち着いた紺色のルームフレグランスが部屋にかすかに香り、インテリアを担当した日系女性シンガポール人のセンスが光ります。






よくデザインホテル、ブティックホテルと言う言葉を聞きますが、お洒落だからデザインが良い、というわけではなく、居心地が形ににつながり、それがデザイン全体を具現化するのが本来のデザインホテルでしょう。カタママは、自分の部屋をこんな風にしたいと思った、ぜひ泊まってみたいホテルの一つです。
まだ販売料金を掲示していませんが、お問い合わせ頂ければスペシャルレートをご案内しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
▶ カタママ・ホテル・バリの詳細、ご予約はこちら
(第3弾に続く)