2014.12.02
バリの芸能
◎ケチャックダンス
100人くらいの上半身裸の男性ダンサーが集まり「チャ、チャ、チャ」と言うかけ声をリズミカルに合唱しながらダイナミックに展開して行く舞踏劇です。古くは神様への捧げものとして踊られていたと言う事ですが、現代は昔バリに住んでいた、ヴァルター・シュピースと言うドイツ人が形作っていった「ラーマヤナ」の物語をメインにストーリー展開されています。
◎バロンダンス
大きな獅子舞のような聖獣バロンと、悪の象徴ランダと言う魔女の終わらない戦いを描いた舞踊劇。観光客用にコミカルに演出されているので、大人も子供も楽しめるカジュアルな劇です。途中にレゴンダンスなどの踊りも入るので、まずバリに行ったら見ておいて損はない舞踊です。
ガムランの生演奏の中で繰り広げられる、きらびやかで最も美しいバリ舞踊でしょう。元々は宮廷で披露されていた踊りが、今は観光客が気軽に見られるようになっていて、特にウブドでは毎晩どこかのお寺でいろいろなグループが公演を行っています。スケジュールや値段は変わる事があるので、南部のホテルから行く場合は旅行代理店で予約したり、ウブドにいる場合は、宿の人に調べてもらうと良いでしょう。
竹製のガムランに似た打楽器の事です。主にバリ島西部のヌガラ近郊にグループがあり、ムバルンと言うグループで演奏を競い合ったりします。「スアール アグン(Suar Agung)」と言う日本に来日公演も行うグループが人気です。
こうした伝統芸能は、毎日、バリ島の各地で行われています。ただしウブドの一部を除き、たいてい車が必要な郊外にあるので、旅行代理店のオプショナルツアーを使って見に行くのが便利です。
バリ島ではアートが盛んで、バリ舞踊、ガムラン演奏や絵画、彫刻などのバリ芸術のレッスン体験も可能です。バリ島に来たら、ぜひどれか一つは見に言ったり体験してみてください。日本では体験したことのない驚きがあります。