2021.05.27
病気、下痢、ケガ、虫対策、盗難、犯罪、緊急連絡先
バリ島は熱帯気候に属し、自然が多い所なのでいろいろな虫も共存しています。まず日常的に気をつけたいのは、蚊です。バリ島にはデング熱ウイルスを持った蚊がいるので、屋外に出る場合は必ず虫除けスプレーを塗っておき、肌を露出する服装を避ける事で対応出来ます。またホテルなどの室内は、日本から長時間持続する虫除けスプレーを持参するのも良いでしょう。もちろん高級ホテルには、電気式の液体蚊取りが用意されています。
山間の川の近くに多いのが「ニッ」と言われる小さな虫です。これは日本のブヨにも似ていて、刺されると非常に強いかゆみを伴い水泡などの傷になります。この「ニッ」は残念ながら虫除けスプレーでさえも、あまり効果がないのでとにかく肌の露出を避けるのが懸命です。
次にホテルやレストランなどでも頻繁に見かける、チチャと言われるヤモリですが、これはあまり恐れる必要はありません。ヤモリは日本にも居るヤモリと同じで「家守」とも言われるように、益虫で蚊や蛾などを食べてくれます。もし室内で見かけても、ほっておけば居なくなるので必要以上に騒ぐ事はありません。
意外に困るのが蟻です。うっかり室内に食べっぱなしのお菓子や、果物を放置しておくとあっと言う間に、黒い行列が出来上がるのでなるべく食べ物は放置せず、ビニールに入れて封をしたり冷蔵庫に保管しましょう。蟻はパソコンなどの電化製品にも入ると故障の原因になるので、要注意です。
◎病気、怪我、下痢
バリ島を訪れる旅行者で、最も多いトラブルが下痢です。水や食べ物などが合わなかったり、出発前の寝不足、急に暑い国へ行ったことによる疲労等でお腹を壊します。ホテルに宿泊している場合は、スタッフに連絡すると、簡単な下痢止めの薬や最寄りの病院を紹介してくれます。ちなみに現地で下痢になった場合、日本の下痢止めの薬より、現地で処方された薬のほうが効くことが多いです。
また、バリ島は狂犬病がまだあります。犬、猫などに噛まれないよう、むやみに動物に手を出したり、近くへ行かないようにしましょう。万一噛まれたら、大至急傷口を石鹸水でよく洗い、すぐに病院に行ってワクチン接種を受けて下さい。
そうした旅先での病気やケガに備えて、海外旅行保険には必ず入っておく事をおすすめします。万が一の備えあれば憂い無し!実費だと医療費はかなり高額になります。
◎緊急連絡先
楽しいリゾートライフを満喫出来るバリ島ですが、日本同様、人の集まる場所にはトラブルも起こります。パスポートや多額の現金を持ち歩かないのはもちろん、知らない人の誘いに乗らない、夜間の外出は控える、道路を歩く時はバイクのひったくりに注意し、カバンは内側に持つ等、自身で気をつけましょう。旅行保険で盗難による紛失物の補償はありますが、現金は適用されません。
トラブルが発生した場合、ツアーで行く人はその緊急連絡先をメモしておきましょう。パスポートを紛失した時は領事館に。盗難に遭った時は最寄りの警察に行くか、ホテルの人に警察を呼んでもらって「盗難・紛失届受理証明書」を発行してもらいます。
出発の際、万が一に備えて以下の物を用意しておくと安心です。
・パスポートのコピー
・パスポート再発行申請用パスポート用写真 4.5×3.5cm 2枚
・航空券、Eチケットのコピー
・海外旅行保険関係書類とそのコピー、緊急時連絡先
・クレジットカード紛失時の日本国内連絡先
また外出の際は、泊まっているホテルの連絡先が書かれたメモ、または名刺を携帯すると便利です。
ちなみに、バリ島では「マジックマッシュルームをやらないか?」と声をかけてくる人がいます。インドネシアでは、外国人といえどもドラッグは厳罰でインドネシアの刑務所には10年以上入所している日本人もいます。くれぐれも手を出さないように。
<在デンパサール日本総領事館>
Consulate-General of Japan in Denpasar
住所:Jl. Raya Puputan No.170, Renon, Denpasar, Bali, INDONESIA
電話: 62-0361-227628
FAX: 62-0361-265066
e-mail:denpasar@dp.mofa.go.jp
URL:https://www.denpasar.id.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html