2001年9月11日にアメリカテロ事件、そして10月7日にそのテロ事件に対するアフガン報復空爆が始まりました。これを受けて、海外旅行保険の内容に注意が必要です。
まず、通常、海外旅行保険は「テロ」と「戦争」を区別していて、テロに巻き込まれた事故に関しては保険の対象内、戦争に巻き込まれた事故に関しては保険の対象外(これを戦争免責という)としています。そして、各保険会社は9月11日のNY、ワシントン等での事件は「テロ」として、保険の対象内として扱いました(つまり保険金がおりる)。
けれども、10月7日からのアフガン空爆(=米国同時多発テロに対する報復攻撃)については、各社明確に「戦争」と定義しました。このことにより、アメリカ(またはその同盟軍)とタリバン(アフガニスタン)との争いが、米国やアフガニスタン以外で起きても、それに巻き込まれた事故は、保険金がおりなくなります。特に、コンチネンタル航空のような「本社をアメリカにおいている航空会社」が巻き込まれた場合は、明確に対象外であるとしています。
一方、保険会社によっては、保険料を追加すると「戦争免責が復活する」=つまり、戦争に巻き込まれてもお金がもらえる、ということもできますが、その追加料金は高いです。
なお、万一事故が起きた場合でも、それが今回のアメリカ対タリバンの戦争とは、まったく別の理由であった場合は扱いが異なってきます。例えば、アメリカ対タリバンとは全く関係のない別のテロが起きてそれに巻き込まれた場合、各社それを「通常のテロ」と断定し、保険金がおりることも考えられます。このあたりの判断は、ケース・バイ・ケースです。
戦争免責については、各社対応が微妙に異なるので、自分の入る保険の内容について疑問があれば、確認しときましょう。
(注:2001年10月20前後に、各保険会社の対応がまた変わり、おおざっぱに言うと、アフガン当地以外での事故は、保険の対象となることになりました。詳細は各社におたずね下さい)
(なおこの文章は、非常時でも海外旅行をするべきだ、または海外旅行はするべきではない、という「旅行それ自体についての是非」はまったく意図していないのでご理解くださいね)(上の文章は2001年現在です)
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