バリ島のングラ・ライ空港に到着し、飛行機を降りてまず最初にすることが、入国審査(イミグレーション)カウンターに並んで、パスポートに入国おっけーのスタンプ(通常の観光ならVISAも兼ねたスタンプ)を、入国審査係員に押してもらう、という作業です。
ところが、一昔前、これについてまことしやかに旅行者の間でうわさが飛び交いました。ようは、空港職員が「おこづかい」ほしさに、なんくせをつけて外国人旅行者から金をせびりとろうとすることがあるというんです。カウンターとは別なところにある小部屋に連れて行かれることから「別室行き」などといわれ、「一番はじっこのカウンターが危ないらしい」「深夜便で一人の旅行だと別室送り」など、バリ行きの飛行機の中は、バック・パッカーたちの情報交換の場と化してました。
たしかに、1990年頃のバリの空港は「ここがほんとに国際空港か?」と思うほど、とたん屋根にほったて小屋のような建物で、柱には首振り扇風機がついてて、空港職員もたらたらひまそうで、そういわれてみればあぶない雰囲気が漂ってました。
けれど、現在の空港は大違い。大改装を経て、超近代的な空港に生まれ変わってます。イミグレ・カウンターもたくさんあるし、審査係員も、年々増加する世界中から押し寄せる外国人旅行者をさばくために機械的に仕事をしてます。機内入国審査サービスのあるガルーダ航空(成田発のみ)の搭乗者は、空港に到着すると、カウンターには並ばずにそのまま素通りです。
ジャカルタなどでは日本人駐在員などを相手に、いまだにイレギュラーな目にあう人があるとの話だけど、こと世界の観光地バリ島で、特に短期観光旅行なら、こんな問題もかなり減ってきてるんじゃないかな。
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