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プリ・ウランダリ
ウブドゥ
 
プリ・ウランダリ
★★★(フラニー)

まとめ  
 

時間になると、迎えに来たバトラーのバギーでレストランまで移動し、今夜のディナーが始まります。レストランに到着すると女性スタッフが笑顔で、ステキなドレスだと褒めてくれました。こんな時はお世辞だと判っていても嬉しくなるのが人の常。それから一番眺めが良いと彼女が薦めてくれた席へ。まだ少しほの暗い空が美しく群青色に染まり、遠くどこからかリンディックの演奏が聞こえて来るのもウブドならではの借景ならぬ、借音とでも申しましょうか。(下の写真:日の暮れた後の空の色も美しいウブドの夜)

席に着くとアミューズと共に飲み物を尋ねられました。エスコートしてくれるパートナーが居ればボトルのワインでも注文したい所ですが、今夜は一人なのでおとなしくグラスのワインを注文します。お酒は大好きなフラニーですが、特に海外で一人旅の時はパブリックな場所での飲酒は酔っ払わない程度に控えめにしています。そして今日のディナーは前菜にスモーク・サーモンのサラダ、スープにトム・ヤム・クン、メインはスタッフのおすすめのシーフードのバリ風煮込みを選びました。山あいのウブドでシーフードを頼むのは野暮な気もしますが、プリ・ウランダリでは魚介類のメニューもしっかり揃っていました。ゲストの要望があれば限りなくその食べたいメニューに対応してると言う事で、調理法などもリスエスト可能だそうです。柔らかくジューシーな感じのスモーク・サーモンのサラダも大振りなプリプリのエビが沢山入ったトム・ヤム・クンも、ほんとにここが山の中とは思えないくらいに美味しかったです。スパイシーなシーフードの煮込みにはライスも添えられていたので、これだけでもうお腹一杯になってしまいました。

(下の写真、左:アミューズ。右:前菜の自家製スモークサーモンのサラダ)

(下の写真、左:トムヤムクン。右:スパイシーな魚介類のバリ風煮込み)

お腹一杯になり過ぎてデザートは頂かなかったフラニーですが、部屋に戻るとターン・ダウンのサービスと共に小ぶりなナイト・スイーツが毎晩お部屋に用意されるのです。昨夜はシナモンがたっぷり効いた焼き菓子で、今夜はカカオがたっぷり入ったブラウニーです。部屋にはNHKも映るテレビとDVDのデッキもあるのですが、こんな大自然の中に居るとそれらを見ようと思う気持ちも薄れ、ただただ、外から聞こえてくるウブドのナチュラルなサウンドを楽しみます。と、どうやら雨が降り出した様子です。今降り始めたかと思った雨は直ぐにけたたましいスコールへと変貌し、激しい雨音が響きます。そして遠くから雷鳴が響き渡り始め、雷が苦手なわたしは少し戸惑いましたが、そんな事はおかまい無しと言った感じで雷雨は増々強くなります。風の流れが早く、あっと言う間に雷がもう直ぐ上で轟いてます。(下の写真:毎晩お部屋に届けられるちょっとした自家製のスイーツ。美味です)

とその時、部屋の電気が消えて辺りが真っ暗になり「キャ!」と小さく悲鳴を上げてしまいました。こんな時、一人と言うのは本当に心細いもので、停電の中でどうやって過ごそうかと思っていると直ぐに電気は復旧しました。どうやら予備の発電機があるようで、幸い真っ暗闇で過ごす事は免れましたが、また停電になったらどうしようとちょっと不安になった時、バス・ルームにロウソクが置いてあった事を思い出し、念のためバス・ルームからロウソクを持って来て、ライティング・ディスクの灰皿の上に置いて火を灯してみました。ふと電話の置いてあるベッド・サイドのナイト・テーブルを見ると、なんとちゃんと懐中電灯まで常備されているではないですか。いざと言う時に探さなくてはいけないようでは懐中電灯の役目は果たしませんが、ナイト・テーブルに常備とは、痒い所に手が届くとはまさにこう言う事を言うのですね。(下の写真:広々している大理石のバス・ルームは高級感溢れる造り)

この後、更に雷鳴は激しくなりましたが、これがもう怖いと言うよりも腹の底までダイレクトに響く大変に素晴らしい重低音が圧巻で、さながら雷ショーを見てるかのようで逆に感動すら覚えたフラニーでした。普段都会にいると忘れがちな日本で耳にしてた雷とはスケールが全然違っていて、改めて大自然の偉大さを感じ貴重な夜を体験しました。

→次へ続く


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