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ウブドゥ
 
ピタ・マハ
★★★(きんた)

まとめ 〜ピタマハが育んできたもの〜
 

ウブド王宮を西に向かうとチャンプアンというエリアがあり、ムルニーズワルンという、昔、有名だったとてもウブドらしい雰囲気のレストランがあります。この辺りまでは、ウブドの中心部からも徒歩で行動できる範囲です。このチャンプアンを境に北に向かう道が通っています。チャンプアンを通るチュリッ川に沿ったこの道は急勾配で自転車で登るにはちょっときつい角度ですが、僕がバリに来はじめた頃に、モンキーフォレスト沿いでレンタサイクルを借りていつも登った道です。

この道の中腹には有名なネカ美術館がありますが、通り沿いには美術館だけでなくたくさんのギャラリーがあり、ガイドブックには載らない小さな画廊を巡りお気に入りのバリ絵画を探すのがウブドに行くときの楽しみでした。この通りはモンキーフォレストと違い、歩いて回る観光客がいないので、どの店もゆっくり時間をかけて見て回れるのです。お客さんが少ないからか、店側も観光客ずれしていなくて素朴なコミニュケーションを取りながら買い物をする事が出来ました。また、置いてある品々も素人目ながらも質の良い物に思えたこともあります。

この通り沿いには、中級ホテルがポツポツとありました。どれも個性的でウブドらしい素敵なホテルばかりです。ただ、通りの右側の渓谷側は、急斜面のために建築が難しいだろうなぁ、と思うような立地です。しかし、この急勾配のロケーションに出来たホテルは、ホテル敷地内にアップダウンがあり、坂になった小道を歩くことに趣があり、感じの良いホテルが多いです。坂になってるということは、どの部屋からも素晴らしい眺めが期待出来るという利点もあります。

そんなウブドらしさと、素朴さ、静けさが気に入っているこの道の中腹に出来たのがピタマハです。ピタマハがオープンしてから既に何年も経ちますが、ヴィラにプライベートプールがあることの素晴らしさをバリに広め、実際に人気を出したのがピタマハです。ピタマハの人気が出た後、ピタマハと同じように独立したヴィラにプールを付けて売り出したホテルが続々とオープンしました。現在のバリでは、ホテルではなくプライベートプール付きヴィラが人気ですが、その火付け役と人気の定着はピタマハの存在があったからこそだと思っています。

ピタマハには自然の木々や草花がたくさん育っています。最近、バリに生える花や香りについて興味があり、特にチュンパカというバリのお供えに欠かせない花があり、それは、とっても良い香りがするそうです。チュンパカの香りの石鹸も数多く作られているけれど、チュンパカの花は小さくて少なくチュンパカのエッセンシャルオイルは大変貴重な物であり、チュンパカの石鹸の香りは合成のフレグランスであることが多いという話も耳にしました。

そこで、本物のチュンパカの香りを知りたくてスタッフにピタマハにチュンパカの木があるかどうかを聞いてみました。そうすると、ちょうど僕が泊まっている部屋にチュンパカの木があるとのこと。スタッフに教えてもらったけれど、9月はチュンパカの花の季節が終わった後らしく、それでも少し枯れかけたチュンパカの花びらが落ちてるのを探してくれたので香りを嗅いでみました。枯れた花びらなのにビックリするくらいの良い香りに驚きました。チュンパカの木は大変大きくなるようです。僕の見た木でさえも優に10メートルは超えてるのに、この木はまだ生長の途中で小さいのだという。一体どんだけぇ大きな木なのだろう?

こんな素晴らしい香りの木が自生するピタマハは、敷地内を歩いていたらとても良い香りがします。バリの魅力は自然の香りがあふれているところでもあります。お香で良い香りを出すところもありますが、ウブドでは自然界の木や花たちが、心地よい空気を作り出してくれるのです。季節によっても変わってきますが、ピタマハに泊まったならば是非香りの正体を見つけてくださいね。


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